人生初の水商売

隣町のキャバクラで働く事になった私は、

化粧の仕方をしらなくて、すっぴんのまま

初出勤。

同居している女の人は、チェーン店の別の店で勤務となった。

さすがに、すっぴんでの出勤は皆驚き他のコンパニオン達が私の眉毛を整えてたり、化粧をしてくれたりした。

失うものがもう何もない私は、がむしゃらに頑張った。お店が終わったら、真っ直ぐ寮には帰らず毎日のように飲み歩くようになった。

赤ちゃんの事が頭から離れなくて、辛く、

オムツの宣伝をみるだけで涙が止まらない日々だった。

朝まで呑んで、ヘトヘトになって寝る。

死にたくても死ぬ勇気もない。

だから、自分からヤクザに文句を言ったり、

喧嘩売りに行ったりととにかく荒れていた。

ヤクザは、私なんかが喧嘩を売ったところで、意気のいいねーちゃんやな〜って笑ってかわされた。

当時水商売に働きにでている女性は、今の水商売のような感じではなく、訳ありな女性しかいなかった。

私も、毎日地獄ではあったが、他の女性の

人生もなかなか凄いものだった。

次のブログは、その女性達の人生を少し書きたいと思う。